外構工事・エクステリアのブロック塀の種類・用途や気を付けたいこと
外構工事では隣家との境界、防犯対策、外観面でもブロック塀は欠かせない存在です。
ブロックにはいくつか種類があり、用途によって使い分けが必要です。
そこで、外構工事の施工で使うブロック塀についてご紹介します。
【ブロック塀とは】
ブロック塀は基礎の上にコンクリートブロックを積み重ねた塀のことです。
ブロック塀は内部に鉄筋を通し、モルタルで隙間を固めるので強度が高いのが特徴です。
ブロック塀を形成するひとつひとつのブロックは現場打コンクリートとは異なり、
工場で形成された二次製品と呼ばれる製品です。
ホームセンターや園芸店などでも手軽に手に入ります。
最近では普通のブロックだけでなく、
化粧ブロックと呼ばれるおしゃれなブロックも多数登場しており、
外構の美観を損ねずにブロック塀を施工することもできます。
【ブロック塀のメリットとデメリット】
ブロック塀のメリット
ブロック塀のメリットは隙間なく積み上げるので目隠しとしての効果が高い点です。
また、耐久性に優れており、メンテナンスの手間がかからない点も大きな強みとなります。
ブロック塀のデメリット
ブロック塀のデメリットは隙間がないため通気性が悪くなる点、
高く積み上げると圧迫感が出やすいという点です。
また、鉄筋コンクリート擁壁よりも耐久性が弱く、
強い衝撃があった場合は鉄筋コンクリートよりも崩壊の面積は広くなる可能性があります。
【ブロックの種類】
ブロックには大きく分けて4種類があります。
用途に応じて使い分けるのが普通です。
コンクリートブロック
一般的に「ブロック」と呼ばれるものをコンクリートブロック(CBブロック)と呼びます。
ホームセンターなどにもよく売られていて手に入りやすいブロックです。
色はコンクリートのグレーそのままでシンプルですので、おしゃれではありませんが、
価格が安いので駐車場や人目に付かない場所、
下地材として積んでタイル仕上げや塗装仕上げにする際に使われます。
化粧ブロック
化粧ブロックは表面に色や模様がついたコンクリートブロックのことです。
種類は多く、形状や色はさまざまです。
美観に優れたブロックなので積むだけでおしゃれな外構を作ったり、
人目に付く建物正面の門扉周辺に使用したりします。
型枠ブロック
型枠ブロックは幅が広くブロックの中の空洞が大きいブロックのことです。
型枠ブロックは鉄筋を挿入し、中にコンクリートを流し込み高強度のブロック塀を作ることができます。
型枠ブロックは1メートル以上の高さのある土留壁や高さのあるフェンスを設置するときなど
強度の高い基礎を作る際に使用します。
型枠ブロックはコンクリートブロックに比べて美観に優れているため、広く使用されています。
装飾ブロック
装飾ブロックは飾りの穴が開いていたりガラスが張ってあるブロックです。
レースのような模様にくりぬかれたものもあり、洋風な仕上がりのブロック壁にすることができます。
【外構工事のブロック塀の用途】
土留めブロック塀
「土留め」とは土が崩れてくるのを止める壁のことです。
敷地に高低差がある場合に土が崩れてくるのを防止するためにブロックを使って壁を作ります。
土留めには土の重みによる圧力に耐えられるように土留め専用のブロックを使います。
一般的なブロックでは数年後に壊れてしまう恐れがあるため、
基礎工事も一般的なブロック工事よりも強固に行います。
防犯外構としてのブロック塀
ブロック塀は隣家との境界線を作ったり外部から人の侵入を防ぐ役割として使われてきました。
最近では台風の被害の増大やブロック塀の老朽化により
地震などをきっかけとして倒壊する事故が起きていることから、
ブロック塀のみではなくフェンスと組み合わせて防犯外構の役割を持たせる方法が主流です。
フェンスを付けることで風通しも良くなり、程よく目隠しもできるため、
防犯上優れた外構にすることができますし、おしゃれなフェンスも多数発売されていますので、
家の雰囲気に合ったおしゃれな外構を完成させることができます。
花壇や門柱を化粧ブロックでおしゃれに演出する
外構やお庭に花壇を作りたいときには花壇の素材としてレンガやブロックを使用します。
ブロックはレンガよりも強度に優れており、費用も安く抑えることができます。
建物の雰囲気と調和したデザインの化粧ブロックで外構や花壇を作れば
住宅と統一感のあるエクステリアを作ることができます。
植える植物や家のシンボルツリーなどとトータルで選んでいくのがおすすめです。
【こんな時はブロック塀のリフォームが必要】
ブロック塀は耐久性が高い素材ですが、当然のことながら経年劣化は起こります。
劣化したブロック塀をそのままにしておくと倒壊などの危険があるため、
古いブロック塀は早めにリフォームする必要があります。
塀が傾いている、ヒビが入っている場合はリフォームをして直しましょう。
ブロック塀が劣化して塀の周辺に崩れた破片が落ちているような状態も
ブロック塀が古くなりすぎていますので交換しましょう。
また、ブロック塀の高さ上限が3.0mから2.2mに改定されていますので、
2.2m以上あるブロック塀はリフォームする必要があります。
倒壊の危険があるブロック塀の撤去には自治体の補助金を利用できることもありますので、
事前にお住まいの自治体の支給条件などを調べておくと良いでしょう。
【ブロック塀のDIYはあまりおすすめできない】
ブロック塀の工事費用を安く抑えるためにDIYを検討する方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ブロック塀をDIYで作ることはおすすめできません。
ブロックはしっかりと施工していなければちょっとした衝撃で
ブロックが崩れたり崩壊してしまう可能性があるためです。
ブロックは1個10kgほどの重さがあり、万が一崩れた時に近くに人がいた場合、非常に危険です。
実際に地震でブロック塀が崩れ、被害者が出た事例もありますので、
素人がブロック塀をDIYするのはやめておいた方が無難です。
【外構工事が得意な業者に依頼して丈夫で美観のあるブロック外構に】
ブロック塀についてご紹介しました。
ブロック塀は多少費用がかかってもDIYではなく、
業者に施工を依頼した方が倒壊によるトラブルを防ぐ面でもおすすめです。
ブロック塀の施工は色々な業者が請け負っていますが、
外構工事が得意な業者にお願いすると安心でおしゃれな外構を作ることができます。
経験値が高く見積もりの際にイメージや要望など、
よく相談に乗ってくれて積極的に提案してくれる業者がおすすめです。
イメージを伝えて実際の施工事例を見せてもらい、希望通りのブロック外構を完成させましょう。
静岡県の新築外構・エクステリア工事はY.o.c. Companyにお任せ下さい。
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