外構工事で玄関アプローチを作ろう！リフォーム事例を通して解説

新築やリフォーム時に気合を入れて施工をするのは内装が多いですが
外構工事も住宅の見栄えを左右するので忘れてはいけません。

 

素敵な玄関アプローチは外観の印象を格段にアップさせ、魅力的な印象を見る側に与えます。

 

この記事ではリフォーム事例を通して玄関アプローチを解説しますので是非ご参考ください。

 

玄関アプローチにはいったいどんな役割がある？

外観部分でも玄関に直結する玄関アプローチには、いったいどんな役割があるのでしょうか。

 

アプローチ部分の役割は「通路」です。
階段やスロープなどで玄関へといざなうように設計します。

 

この部分が急勾配であったり、階段の段差が大きすぎると
日常の移動や来訪者に大きな負担を強いることになります。

 

特に介護者がいる場合や、ベビーカーでの往来が想定される場合には
玄関アプローチは機能性を優先する必要があります。

 

車いすや杖を使う方がおられる場合には、勾配の角度を低く設計する必要があり
道路から玄関へのアプローチをあえて長めに設計することで勾配を下げることも基本です。

 

あくまで人が移動しやすく設計することが大切ですが
一方で道路から家への通路はデザイン性を高めることもおすすめです。

 

シンプルな通路としての玄関アプローチも良いですが
外観や庭、エクステリア周辺と連動するようにデザインすることで
ドラマチックな外観を演出することが可能です。

 

このように玄関アプローチには機能性とデザイン性の両方の確立が求められています。

 

玄関アプローチのデザインは意外なメリットも

玄関アプローチは通路としての機能がメインですが
デザイン次第では意外なメリットももたらします。

 

リフォームの事例を挙げて紹介すると、玄関アプローチは
傍から見てもスッキリと明るい印象にすることで、防犯効果が高まります。

 

フェンスなどの囲いと組み合わせることもおすすめです。

 

また、庭やエクステリアのアプローチに砂利を敷くと、外部からの侵入も防ぐ効果があります。
踏みしめると音が鳴る砂利が販売されているのです。

 

植栽や植木などであ玄関アプローチを囲むように設計すると
穏やかな公園のような雰囲気も楽しめ、庭の無いご家庭でもガーデニングが楽しめます。

 

このようにただの通路であっても
施工のアイディア1つで意外なメリットをもたらすことが可能です。

 

外構工事は複合的な工事がおすすめ

玄関アプローチの施工を検討してリフォーム工事の見積もりを行う場合には
外構工事業者に依頼をすることになります。

 

外構工事は庭やエクステリア、ガーデンなど複合的な工事を一度に行うことがおすすめです。

 

費用の関係上、複数の工程を少しずつ分けて行う方も多いですが
劣化の順番も異なりデザインにもバラつきが生じます。

 

エクステリア全体を見直すつもりでリフォームをされるほうが、外観のバランスも良くなります。

 

玄関アプローチのアイディアを紹介

外構工事で玄関アプローチを実際に作る場合には、どんなプランが考えられるでしょうか。
この項ではおすすめのアイディアについて紹介します。

 

外構をオープンに！明るく開けた印章の玄関アプローチ

外構工事で玄関アプローチを作る際におすすめのアイディアの1つは
「オープンな印象の玄関アプローチ」です。

 

こちらは植栽や柵、フェンスなどで家を囲わず、敷地との境目をあえて設けないスタイルです。

 

全体が開けていると防犯リスクが高く感じますが
砂利の施工などの工夫で防犯対策を行うことが可能です。

 

人の出入りを感知するセンサーライトを設置することで
明るく出入りのしやすい玄関アプローチを設計できます。

 

外構がオープンな場合には、自転車やベビーカーなどをどう保管するか
十分に検討の上で外構工事を行うようにしましょう。

 

外構をクローズドに！プライベート空間を守る玄関アプローチ

オープンとは対照的にクローズドな外構工事もおすすめです。

 

クローズドは閉じていることを意味します。
フェンスなどで家を囲い込むように設計し
玄関アプローチもあまり外部からは奥が見えないように設計します。

 

介護者が要る場合には介護車両の乗り入れが不便に感じる可能性があるので
クローズドな設計を求める場合には生活動線に問題はないか十分に考慮をする必要があります。

 

一方で、クローズドな外構工事は庭が外から見えにくくなるため
プライベートな空間を維持しやすくなります。ウッドデッキやテラスを設置して
豊かなプライベートスタイルを築きたい場合には
リフォームでクローズドな印象に仕上げることがおすすめです。

 

昼と夜、双方を想定した玄関アプローチを

外構工事を行う際の秘訣には、「昼夜両方」のイメージを持つことです。

 

明るくて開放的なオープン的な外構工事は魅力的ですが
一方で夜は侵入のしやすい無防備な状態になります。

 

クローズドな外構工事はプライベートな空間が維持できますが
昼間も閉ざされた設計になりやすく
高齢者や子どもの移動に支障はないかも踏まえた施工が望ましいでしょう。

 

昼と夜では外構部分のイメージは大きく異なりますので、両方のイメージを想定しましょう。

 

デザインや実際の施工例も踏まえて工事を依頼する場合には
昼夜両方のイメージをもらうこともポイントとして知っておきましょう。

 

玄関アプローチを作るなら、素材選びもこだわろう！

せっかく玄関ポーチをリフォームで作るなら、素材選びにもこだわってみましょう。

 

防犯対策におすすめと触れたのは砂利ですが
アプローチ全体が砂利ですと歩きにくくなる可能性があります。

 

そこで、タイルや枕木といった別の素材を組み合わせて演出をすることで
歩きやすさを確保しつつおしゃれさもアップさせることがおすすめです。

 

一方で、コンクリートでシックな印象の外壁と合わせるなら
同じようにシンプルな雰囲気のコンクリートで舗装をすることもおすすめです。

 

重厚感もあるコンクリートは駐車場やスロープとの相性も抜群なので
利便性もよい玄関アプローチに仕上がります。

 

シンプル過ぎると感じる場合には、コンクリートの舗装の間に植栽を植える
タイルを埋め込むことがおすすめです。

 

まとめ

この記事ではリフォームの機会に整えたい玄関アプローチについて特集しました。

 

いかがでしたか、素敵な玄関のイメージが湧きましたでしょうか。
玄関アプローチは機能性も重視しつつ、デザインにもこだわることがポイントです。

 

たくさんの施工例をヒントに、ご自宅にピッタリの玄関アプローチを施工してくださいね。